ダンピング排除に実効ある措置を
会長 岡本 弘
評議員の皆様には、それぞれの地域におきまして、中小建設業のためにご尽力をいただくとともに、私ども全中建の活動に対しましても、力強いご支援・ご協力を賜り重ねて、 御礼申し上げます。
さて、日本経済は、経済・社会全般にわたる構造改革に取り組んできた結果、景気は回復し、雇用の拡大など長い停滞のトンネルを抜け出し、明るい展望が開ける状況となったと政府は言っておりますが、はたしてそうでありましょうか。地域間格差、業種間のバラツキなど特に中小企業には、景気回復がおよんでいないことに加え、最近の原油価格の高騰・関連する資材の高騰など経済成長に障害となる要因が顕在化し、中小業界の経営はますます厳しい状況にあります。

特に、公共事業を命綱とする私ども中小建設業者の受注環境は、国も地方も急激な勢いで予算の削減をつづけておりますので、その悪化は留まる状況にありません。
入札においても相変わらずダンピング受注が横行しております。また、地方自治体におけるダンピングと助長するような入札制度、さらには、くじ引きで落札者を決めるような異常な入札にも、歯止めがかからない状況にあります。
このような問題につきましては、全中建では、これまでも自民党及び国土交通省並びに全国知事会長・全国市長会長等に対し公共事業予算の確保・適正価格での受注・不良不適格業者の排除やダンピング排除など実効ある措置を講じていただくよう、要望をつづけているところであります。
最後になりますが、今日の評議員会には、私どもが、日頃お世話になっております自民党参議院議員脇雅史先生をお招きし「建設業をめぐる当面の諸問題について」というテーマで、ご講話をいただくことになっております。
まことに大変な時代ではありますが、一致団結して、皆様とともに、この苦境を乗り越えていかなければなりません。評議員の皆様におかれましては、私ども全中建に対する、なお一層のご支援・ご協力を賜りますよう、お願いを申し上げます。
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- 日時:20:00