平成20年度通常総会を開催
ダンピング、資材高騰等の
諸課題解決に団結して対応
全中建の平成20年度通常総会が6月2日、東京都千代田区大手町の朝日生命大手町ビル27階で、来賓、役員、会員など多数出席のもとに開催された。
建設業界、とりわけ各地域で社会に貢献する中小建設業者は、公共事業費の長年にわたる減少と競争激化によるダンピング受注の横行の影響により、工事量の大幅ダウンと利益率の大幅低下に苦しみ、各地で倒産、廃業する業者が続出している。
こうした状況を打開すべく、全中建では、岡本弘会長をはじめとする協会幹部が一丸となって、中小建設業者向けの工事量確保、ダンピング対策などを求めて、政府与党、国土交通省、全国知事会、全国市長会、全国町村会などへの要望活動を展開し、理解を得ている。
しかし、中小建設業の置かれている環境は、依然として厳しいもので、そうした中、開催された20年度通常総会は、さらなるダンピング対策の強化や高騰する資材価格への対応など多くの課題解決へ役員、会員が団結して取り組む決意を新たにするものになった。
総会は、冨川専務理事の司会で始められた。最初に建設関係物故者への黙祷が行われ、続いて、岡本会長が「一致団結してこの苦境を乗り越えなければならない」と挨拶、会員の結束を呼びかけた。総会の議事の前に行われる会長表彰は、建設業振興功労45名、役員功労1名に対し行われ、表彰状と記念品が贈呈された。
続いて冬柴鐵三国土交通大臣の「皆様は、それぞれの地域において、住宅・社会資本整備の担い手として、就業機会の提供、地域住民の安全安心の確保等地域経済において枢要な役割を担っておられることに敬意を表します。」との祝辞を、来賓として出席した国土交通省総合政策局建設業課の吉田光市課長が読み上げた。
この後、岡本会長が議長となって議事の審議に入った。
総会の議案は
▽第1号議案 平成19年度事業報告承認に関する件
▽第2号議案 平成19年度財務諸表及び収支計算書の承認に関する件(監査報告)
▽第3号議案 平成20年度事業計画(案)承認に関する件
▽第4号議案 平成20年度収支予算(案)承認に関する件
▽第5号議案 役員補欠選任に関する件
で、それぞれ原案通り承認可決された。このうち平成20年度事業計画では①公共工事の中小建設業者の受注確保対策②建設産業政策に関する対応策の推進③入札制度の合理化及び契約の適正化対策④品質確保と積算適正化対策⑤中小建設業振興対策⑥建設労働資材対策⑦建設工事安全衛生対策⑧中小建設業の金融、税制対策⑨中小建設業者の組織強化対策及び若手経営者の育成⑩環境・建設副産物対策⑪建設工事の公正・公平な受注促進及び事業活動の適正化対策⑫建設業に関する諸行政の一元化推進――などの事業を展開する。
役員の補欠選任では、?鹿児島県建築協会の役員交代に伴い上山一吉氏が退任することになったため、その後任の理事に前田正人氏を選出した。
議事が終了した時刻に、来賓である佐藤信秋参議院議員が到着、すぐに挨拶に立ち「道路特定財源問題で4月に2千億円の工事が出せなかった。補正予算をしっかり組んでもらわないといけない」と補正予算の編成を働きかけていくとの考えを示し、「予定価格の95%ぐらいで仕事をしないと品質が確保されない」と最低制限価格の引き上げの必要性も強調した。

懇親会
総会と記念講演の終了後に懇親会が開催された。冨川専務理事の司会で松井副会長が開会の挨拶を述べ、総会のスムーズな運営に対する会員の協力に感謝するとともに、全中建の事業活動への協力を要請した。
続いて、来賓の平井たくや国土交通副大臣、自民党選挙対策委員長の古賀誠氏が祝辞を述べた。この中で、古賀氏は中小建設業者の役割の重要性を指摘、中小建設業者向けの工事量確保などへ努力するとの考えを示した。
その後、佐藤信秋参議院議員、国土交通省の谷口博昭技監、吉田光市建設業課長などが来賓として紹介され、青木副会長の発声で乾杯が行われ、懇談に移った。
スローガン
=社会に奉仕する力強い地場産業を目指して=
◎全中建の組織の拡充
◎中小建設業者の受注確保と経営の健全化の推進
◎情報化時代への対応
◎若手経営者の育成
◎地域社会への貢献と社会的信頼
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- 日時:12:43