「全中建だより」は、注目されている

静岡県中小建設業協会 会長(社団法人全国中小建設業協会 副会長)
小野徹

「全中建だより」は、静岡県中小建設業協会(静中建)の事務局宛に送られてくる。

私は、静中建の代表というお役目をいただいて以来、県庁や、国土交通省の出先機関等へと之を配布しながら、「国内・県内の中小企業の実情」を訴えて回っている。

ところで、ここ数年の間に、静岡県には、静岡市、浜松市という2つの「政令市」が誕生している。
県並みの権限を持つ「政令市」なので、静中建としては、当然ながら、そちらの方への働きかけもしなければならないが、両市には私自身が疎いので、平成20年の当初からは、両市に籍のある全中建の理事や評議員の方々を煩わし、市長や建設関係部局への挨拶がてら「全中建だより」をお渡し願うなど、県内での配布に漏れのないようにしてきたが、こうした県内での活動が、どれほど効果があるものか、見当がつかずにいた。

ところが、突如として「全中建だより」の効果を思い知らされる出来事
があり、嬉しくなってしまった。

――例の通り、私が「全中建だより」2月15日号を抱えて、県庁の中を配り回っていたところ、突然、建設部河川砂防局のT技監から、「小野さん」と呼び止められた。

「何事だろう」と振り返ると、T技監が、ご本人の書類整理箱の上の方から、「全中建だより」の新年号を引っ張り出して、「これはすごいね」と話しかけてきた。

見ると、新年号の2~5面の「新年若手経営者座談会」のあちこちに、黒く丸チェックがしてある。
現在、「全中建だより」は、年に8回発行されている。ということは、1カ月半に1回の発行だから、つまり、私が1カ月半も前!にお配りした新聞を、T技監はずっと手元!に置いておかれたということになる。

――驚いた。「全中建」という文字通り中小の団体の、しかも若い経営者たちの発言を、こんなにも熱心に読み、内容をこまごまとチェックしていた県庁の幹部がいらっしゃったとは・・・。配っているこちらが、衝撃を受けた。

T技監の言われるのには、「若手の皆さんが、こんなにいいことを言っているんだから、全中建として、これらをもっと広くアピールすべきだね」という、ごもっともなご忠告であった。

この一例は、私に、ある意味ではこちらの期待する以上に、地域や中小建設業者の行く末を危惧し、現下の課題と、それらを解決するための手がかりを見出そうと、「全中建だより」を熱心にお読み下さる方が、他にもたくさんいらっしゃるに違いない、という確信を得させるに充分な出来事だった。

T技監、――ご忠告と、無知な私への「気付かせ」をありがとうございました。

そして、隠れた「全中建だより」の愛読者の皆様、――静中建としましては、皆様のご期待に沿えますよう、これからも精力的に活動し、機関紙としての「全中建だより」を配布して参りますので、よろしくご指導・ご支援をお願いします。