各地域からの現状レポート 2

三重県の現状について
三重県中小建設業協会 会長 宮本武蔵

私ども建設業界は、経済の悪化、建設投資の減少、公共事業費の削減の結果ダンピングが横行し、そして、更にサブプライムローン問題から中小建設業者に対する融資姿勢の厳格化による貸し渋り等が重なり、地域の有力な建設業者の廃業倒産が絶えません。昨今、当協会においても、よい技術と歴史を持った優秀な会員の減少(資料1)が見られていますが、当県の許可業者数の推移(資料2)を見ますと、ほとんど減少をしていませんし、競争参加資格申請件数も約3%弱しか減少しておりません。このことが、マスコミの報道姿勢もあり、一般市民や国会議員の方に今日でも公共事業は儲かると誤解を抱かせる原因となっています。当然のことながら、発注者は高品質な公共インフラを整備するためには技術力のある優れた業者を選んで発注しなければなりません。

建設業の許可と経営事項審査を取れば、きちんと審査されることなく、すぐ公共工事入札に参加できるという現状のような制度は問題があります。国、県等の当局の厳重な審査を求めたいと思います。この一方法として、許可取得後、次に更新(5年間後)されるまで、あるいは一定期間、業者の信用と技術そして経営の状況等の確認のために入札への参加を制限することも必要ではないかと思います。そうすれば公共事業への容易な新規参入も相当少なくなると思います。また、これ以上の公共投資の減少は、国土の安全安心を保持しえないと思います。

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幸い今がこの安全安心の確立を図るための公共投資増加を求める最後のチャンスと思います。今こそ、私ども建設業者は一致団結してことに当たらねばならない時だと思います。そして各界の信頼を得る行動を行い、期待に答えなければなりません。多年のダンピングの結果、体力をなくした業者は白けて、協会の求心力は最低になってしまいました。求心力を回復し、業者が一致団結行動できるように役員一同、一層の努力をする覚悟です。以上の意見は今まで以上に、国、県等の当局に申し上げていきたいと思っております。

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