適正価格での契約を推進

金子一義国土交通大臣祝辞(要旨)

社団法人全国中小建設業協会の通常総会の開催に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
岡本会長を初め、本日ご参集の皆様には、平素より国土交通行政の推進にご尽力いただき、深く感謝申し上げます。

また、皆様には、それぞれの地域において、住宅・社会資本整備の担い手として、就業機会の提供、地域住民の安全安心の確保等地域経済において重要な役割を担っておられることに敬意を表する次第です。さらに、防災活動の要として、災害時やその復旧過程において迅速な対策に当たっていただき、心より御礼申し上げます。

さて、世界的な金融市場の混乱による戦後最大の「世界同時不況」の中、地域経済を支える建設業を取り巻く環境も、大変厳しい状況が続いております。

そのため政府としては、過去最大規模となる総額約57兆円の「経済危機対策」を取りまとめ、本対策を盛り込んだ平成21年度補正予算を5月29日に成立させたところです。また、公共事業等に係わる平成21年度当初予算については、過去最大水準の前倒しを目指すこととしております。

さらに、適正価格での契約の推進を図るため、最低制限価格の引き上げなどの措置を、地方公共団体にも徹底するよう全力で取り組んでおります。

今後とも、できるものからスピード感をもって順次対策を講じてまいります。

現在、建設業、とりわけ中小建設業を取り巻く環境は、非常に厳しい状況にありますが、全国中小建設業協会の会員の皆様方には、住宅・社会資本整備や地域づくりの担い手として、また我が国の基幹産業として、これまでと同様、大きな役割を果たしていただくことが期待されております。

皆様には、建設技術の向上、建設業の健全な発展、さらには地域経済の力強い再生のため、引き続き、技術者の育成や経営基盤の強化などにご尽力をいただきますようお願い申し上げます。国土交通省としても、将来へ向けて共に手を携え、様々な困難に対処してまいりたいと思っております。