各地域からの現状リポート
地域に密着した業者で生き残り
香川県中小建設業協会
理事松田京介
現在、私ども香川県中小建設業協会の会員数は、本年度84社で、ピーク時からは、30%減少いたしております。
また、(社)香川県建設業協会の会員数についても表-1のとおり、ほぼ同じような数字でピーク時の35%減になっていますが、香川県の建設業許可業者数は、表-2のとおりピーク時からは、14%の減少でとどまっております。
一方、香川県発注分の請負金額(保証会社の保証実績の数字のため傾向をみるための参考として下さい)は、ピーク時の72%減(表-3)となっています。
業者数の推移及び公共工事の減少については、全国どこの地区においても多少の差はあれ同じ傾向なのだと推察しますが、このことは、①工事量の減少率が、業者数の減少率を遙かに上回り、それぞれの企業がその企業の規模に応じた仕事量を確保することがいかに厳しいか、また、②私ども協会員(従業員の雇用・労働環境に前向きに取り組み、地域貢献活動にも積極的に参加)の方が、一般の業者よりも生き残ることがより厳しいという現実を如実に表しています。
公共工事については、国の財政再建方針のもと、ここ十数年減少傾向にありましたが、景気対策のもと昨年の後半からの補正予算を中心に増加傾向にありました。
しかし、先の衆議院選挙の結果、民主党が第1党に躍進し、政権交代が現実のものとなり、明治以来の世の中のシステムが変わっていく環境の中にさらされています。
マニフェストや各種報道で明らかなように、私ども業界にとっては、暗雲が立ちこめ、先が全く見通せない状況となりました。
しかし、私どもは、その現実に目をそらさずにしっかりと受け止め日々のよりよい社会資本の整備や災害時、渇水時の緊急対応などの地域貢献活動、また、会員会社それぞれの自己研鑽活動を着実に行っていくことが重要なのだと思います。
また、若手経営者の会員には、協会として、将来のビジョンも示してあげなければなりませんし、これからの業界の進むべき方向としてのアイデア(企業合併や会員同士のJV又は大手との技術移転的なJV)などを研究し、希望のもてる業界を模索していかなければなりません。
それを実現するためにも、協会活動にあたっては、会員同士のコミュニケーションを図り、一致団結して事にあたることが大切であり、また、地域住民が私ども地元建設業者に求める役割を充分自覚し、地域に密着した業者であり続けることで明るい展望も開けていくものと確信いたしております。



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- 日時:10:30