住宅瑕疵法見直しを
建築委討議で認識が一致
全中建・建築委員会(前田正人委員長)は9月29日、東京都千代田区大手町の朝日生命大手町ビルで平成22年度第1回の会合を開き、住宅瑕疵担保履行法に関するアンケート結果を中心に討議し、施工業者側が同法による保険料を負担している実態が明らかになったことから、改正するところは改正してもらいたいとの認識で一致した。今後も引き続きアンケートを実施し、明らかとなる実態を国交省に示し、法の見直しを求めていく方針である。

委員会は、前田委員長が「住宅瑕疵担保履行法について色々な意見があるので、全国的にアンケート調査をしました。今日はこれを中心に討議をお願いします」と述べ、審議に入った。アンケート結果を、宮崎専務理事が紹介、それを受けて、前田委員長が結果のうち重要なポイントについて説明した。
それによると、80件の回答で、保険が79件、保証金が1件となっており、保険がほとんどという実態が明らかになったほか、保険料は、施主からもらうべきところ、業者負担となっていることが数字で示された。昨年の10月1日から今年の9月30日までの物件で、約40%が施主、60%が業者の保険料負担であり、「施主から保険料をまけろと言われている」という建設業者の厳しい実態が浮かび上がった。
問題点・意見については、30件の意見や問題点を指摘する声が寄せられた。その中でいくつかを紹介すると、「公共工事の保険料は別途経費扱いに」「保険機関が違うと施工基準まで違う」「1戸当たりの保険料が高すぎる」「保険料の見直し、割引制度を」「保険料も消費税と同じ扱いに」「保険は個人(買主)の任意にまかせるべき」などで、保険料が高く、制度の見直しを求める声が高かった。
アンケート結果をもとにした住宅瑕疵担保履行法の審議の後、国土交通省住宅局住宅生産課の豊嶋太朗課長補佐、南津和弘課長補佐の両氏が住宅リフォーム支援制度についての解説を行うとともに、同制度のパンフレットを持参、全中建支部へのPRを要請した。
意見交換では、全中建側(建築委員)から、住宅瑕疵担保履行法の見直しを求める意見が多く出され、国交省側は、「そういう意見が全国であることは承知している」との認識を示したものの、各委員の注文の激しさにたじたじとなる場面があった。
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- 日時:13:46