勝田 真梨恵様に聞く

株式会社 和田組
全中建 広島県支部

『魅力はみんなの力が形になること』

ーーお仕事の内容について教えて下さいーー
私の仕事はJR関係工事の列車見張員として派遣されることもありますが、工事管理者の資格を取らせてもらってからは工事の計画書作成から、施工までを担当しています。また軌陸車両を運転する事もあります。(保有資格2級土木施工管理技士・JR重機運転者(軌陸))

ーー建設業界に入られたきっかけは何ですかーー
長くトラック運転手をしていましたが、構造物だけでなく、技術や知識といった何か形に残る仕事をしてみたかったからです。だから経験はまだまだ浅いです。

ーー建設業界の魅力とはーー
1人では出来ない、みんなの技術、知識、知恵が形になっていくところが魅力です。

ーーまだ男社会と言われる建設業界で女性としてのハンデや良かった事などがありますかーー
やはり重量物の扱いは、無理もありましたが、手伝ってもらったりコツのようなものを教わったり、全て人の知恵だと感動しました。自分より周りの人たちに「女性でも出来る」事を教わっています。

ーー女性が働く上で、建設業界や現場に求める改善点などはありますかーー
トイレのない現場は、少なくなってきているので助かります。困ることと言えば、夏の作業で、薄手の作業服だと、汗をかくと透けてしまうし、男性のように現場で着替える事ができない点が困ります。女性用の更衣室もあると大変助かります。

ーー現場で常に心がけていることはありますかーー
コミュニケーションです。あいさつはもちろんですが、経験が浅いので、みんなの足を引っ張らないように、段取りを入念に確認し、分からない事を置き去りにしないよう心掛けています。

ーーツライ・悔しいと感じたこと、それでも諦めずに続けてこられたのはーー
「あれも出来ん!これも出来ん!何なら出来るん?」と言われて、何も言えなくて悔しかったです。今に見てろって、泣いたら負け、辞めたら負けって思ってました。

ーー今の仕事に就いて1番嬉しかった言葉は何ですかーー
一時、仕事が出来なかった時期に同僚が「あなたのためなら」と力を貸してくれた事です。

ーー建設業を目指している女性に向けてメッセージをーー
徐々に女性にも働きやすい環境になっていると思うので、カッコイイ女性を増やしていきましょう。

ーー貴方の大切な時間を教えて下さいーー
お酒を飲みながらのお喋りも好きですが、今は病床の母との面会時間がとても大切な時間です。