堀籠ゆいさんに聞く

宮城建設工業株式会社
(一社)みやぎ中小建設業協会

『誰からも信頼される重機オペレーターを目指して』

ーーお仕事の内容について教えてくださいーー
 仕事は道路の舗装、補修、一般土木工事で、具体的には舗装工事をしています。
 資格は車両系建設機械、小型車両建設機械、締固め用機械、自由研削砥石、危険物取扱者(丙種)を取得しました。

ーー建設業界に入られたきっかけは何ですかーー
 高校の先生に進められて企業見学をした際に年齢層が近くて話しやすく、とってもいいなと思ったからです。現場経験年数は今年で3年目です。 

ーー建設業界の魅力とはーー
 やりがい(現場の進捗に伴い、現場周辺の住民の方に褒めていただけることなど)が大きく、身体を鍛えつつ仕事ができるところです。
 
ーー男社会と言われている建設業界で女性としてのハンデや逆に良かったことなどを教えてくださいーー
 ハンデは特にないです。力などは、やはり男性に負けるところはありますが、「何でもやります精神」で積極的に頑張っています。

ーー現場で働く女性の皆さん(女性技能者・技術者)に対する会社や現場の反応はありましたかーー
 リフォームなどでの施主への細かな気配り(作業時間、生活への配慮)や、家事を行っている女性目線での気配りをすることで、次からの工事では職人も心がけてくれるようになりました。

ーー会社や現場の反応はありましたかーー
 始めは「大丈夫なのか」などとみんなに心配されていました。また、重いものなどを両手に持つとビックリされたり、機械に乗っていると一般の方々や役所の方にびっくりされました。

ーー建設業界や現場に求める改善点などはありますかー
 今は男女兼用の作業服ですが、女性が増えてきているので、女性用の作業服をいずれ会社で支給していただければと思います。

ーー現場で常に心がけていることはありますかーー
 一つの仕事が終わっても、上司や先輩たちに聞いて次の仕事をする事。現場近くの方に常に笑顔で元気に挨拶する事です。

ーー現場あるあるーー
 表層や路上再生(舗装工事関係)時は、作業時間の都合上、お昼の時間が早くなったり遅くなったりします。

ーー悔しい思いをしたこと、それでも辞めずに続けてこられたことはなんですかーー
 男性よりも体力が劣っていた為、入社時はとても悔しい思いをしましたが、「そんな事で辞めたいと思っては負けだ」と思い、仕事を通して体力を付けることを頑張り、今では大分ついていけるようになりました。

ーー今の仕事に就いて1番嬉しかった言葉等はありますかーー
 工事完成後、一般の方に「綺麗になったね」と言われることです。

ーー未来の自分についてーー
 後輩たちの手本となる重機オペレーターになっていたいです。 

ーー建設業を目指している女性に向けて一言ーー
 現場仕事という男性業界で働いていくことは大変ですが、大変な分やりがいも大きいので、一歩踏み出して一緒に頑張ってみませんか! 

ーー貴女の大切な時間を教えて下さいーー
 幼いころから習っていた民謡・三味線の練習や、飼っている犬、猫と遊ぶこと。また、歌うことが好きなので、歌って発散する事です。現在よく歌う曲は「Uruのプロローグ」と「King Gnuの白日」です。