山本 紗央厘さんに聞く

奈良建設株式会社
(一社)横浜建設業協会

『女性も活躍できる時代つくりたい』

ーーお仕事の内容について教えてくださいーー
 現場管理です。現場の安全管理や測量、材料や施工の段取りを行います。

ーー建設業界に入られたきっかけは何ですかーー
 父が建設業を営んでいて、幼い頃その姿を見ていて、私も一緒に働きたいと思ったのがきっかけでした。入社3年目から3年間産休・育休を取得し、今年の6月に仕事復帰をしました。日々、現場が進んでいくのが楽しいと思うので、現場勤務を希望しました。

ーー建設業界の魅力とはーー
 ものづくりの達成感と、工事を完成させるため、さまざまな会社との繋がりがあって楽しいと思います。
 
ーー男社会と言われている建設業界で女性としてのハンデや逆に良かったことなどを教えてくださいーー
 ハンデと思うことは、力仕事などは女性の運動能力的に男性に劣るところです。
 良かったことは、力仕事などを手伝ってもらう際に、こちらからお願いすることもありますが、周りが察してすぐに手伝ってもらえたりするところです。

ーー現場で働く女性の皆さん(女性技能者・技術者)に対する会社や現場の反応はありましたかーー
 会社は女性社員の採用に積極的で、女性が働きやすい環境づくりを提案してくれます。
 現場では「女性だから」というマイナスの感じはなく、男性社員と同じ仕事をしますが「頑張ってるね!」と応援してもらえることが多いです。

ーー建設業界が変わってきていると感じる点はありますかーー
 昨今は女性技術者が多くなってきたので、現場の環境整備も整ってきて「女性が働きやすい環境」の時代になってきたと思います。最近では、女性ならではの感性や性質を優れた点として有効に思ってもらえたり、女性技術者への理解が高まっていると思います。

ーー家庭と仕事の両立により、周りからのサポートなどがあったら教えてくださいーー
 出産後は子育てをしながらの勤務になるので、現場での勤務は難しいかと思いましたが、保育園の送り迎えや子供の予防接種の予定に対応できるよう現場に対応して頂き、現場復帰することができました。
 
ーー未来の自分についてーー
 子供達が大きくなる頃には、管理技術者になれるように、日々現場で勉強したいと思います。 

ーー建設業を目指している女性に向けて一言ーー
 女性も建設業で活躍できる時代を作りましょう! 

ーー貴女の大切な時間を教えて下さいーー
 仕事が終わって帰宅後のお酒と週末の家族との団欒です。幼児が二人いるので、家では子供達に癒されています。出産後はなかなか忙しくて最近はできませんが、趣味のフットサルに出かけたいです!