協会事業活動

2019年10月04日

9/24 建設業振興対策委員会

2019年9月24日(火)コートヤード・マリオットホテルにて建設業振興対策委員会が開催されました。小野委員長より「休み明けの忙しい時期にお集まり頂き有難うございます。本日の検討事項でもある発注関係事務の運用に関する指針の改正骨子(案)についてですが、国交省の方でも時間がかかっていたようでありますが、短い時間の中で意見を出していくのも大変ではありますが、皆様の知恵を結集して検討をしていきたいと思います。また、国交省ではあらゆる事に踏み込んだ今後の在り方を提案頂いておりますが、我々の現状にどれだけそってもらえるのかそのあたりも聞いていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。」と挨拶がありました。

土志田会長からは「国交省が打ち出すあらゆる動きに付いていくことがかなり厳しい現状ではあるが、これは我々建設業界が望んできたことの数々であると思います。私は国交省に対し、革命的な改革をお願いしてきた。今がきっとその大きな動きだと思っています。働き方改革・工期の平準化等々、多くの課題がある中、本日お集まりの皆様にご意見を出して頂き、これから始まるブロック別意見交換会での意見と一緒にとりまとめ、国等へ提出したいと考えております。」と挨拶がありました。

本日の講師として、国土交通省 建設業課 入札制度企画指導室長にお出で頂き「建設業行政の最近の動き」として、建設投資の動向、担い手確保、建設キャリアアップシステム、生産性の向上、新担い手3法などについてご講演頂きました。
その後、委員との意見交換にはいりました。委員より、提出書類の煩雑さが大変大きな問題となっているにも関わらず全く見直されないこと、働き方改革と言われても単価が上がらなければ現状は変わらない、中小企業にそったICTの提案、今後の災害対応についてなど多くの意見があがり、国交省としての今後の取り組みなどについてご説明を頂き、委員の皆様に現状を深くご理解いただけた委員会となりました。


9/6 第4回通常理事会

令和元年9月6日(金) コートヤード・マリオット銀座東武ホテルにて第4回通常理事会が開催されました。
土志田会長より冒頭に「災害が多くおきている中、全中建会員が昼夜問わず復旧活動に携わっていること大変ご苦労様です。こういった活動こそ、我々地場の中小建設業者の底力からであると思っております。現場では長時間労働などにより痛ましい事故もおこっていることから、企業としても福利厚生や安全管理に十分配慮をしていかなければいけない。また、新担い手3法が施工され、業界で働く人の職場環境をととのえ、一人でも多くの入職者が増えるよう努力をしていかなければいけないと思っております。また、今後は国に対しても公共工事予算増額の確保・新担い手3法の地方自治体への周知徹底・工事発注の平準化、計画的な工事発注、適正工期の設定・書類の簡素化などを訴え、働き方の改善や新3Kにも積極的に取り組むことで、中小建設業の力を付けていけたらと思っておりますので、これからもご協力の程宜しくお願いします。」と挨拶を述べられました。

土志田会長

建設業労働災害防止協会 菅原様より「中小規模建設事業場向けニューコスモス コンパクトコスモス」について、ご講演をいただきました。
 菅原 様

本日の議題は下記のとおり
(第4回通常理事会議題)
1.令和元年度ブロック別移管交換会の開催(案)及び令和元年度アンケート調査について
2.危機的状況にある中小建設業者の窮状打開に関する要望について(案)
3.令和2年度 税制改正に関する要望について
4.会員加入について
5.外国人受入れ新制度にかかる会員証明書発行について
6.公共工事品質確保に関する議員連盟総会(8/28)について
7.石井国土交通大臣と4団体との意見交換会(8/29)について
8.キャリアップシステム運用について
9.今後の会議日程について  等


労務資材対策委員会 R1.9/12 (外国人受入新制度特別検討WG)

2019年9月12日(木) KKRホテルにて、労務資材対策委員会(サブタイトル:外国人受入新制度特別検討ワーキンググループ)を開催いたしました。
田邊委員長の挨拶
土志田会長
佐久間ワーキングリーダー
会場 

一般社団法人建設技能人材機構(JAC) 管理部長 江口 様より 「建設分野の特定技能外国人の受入れについて」と題し、外国の方人材の受入についてご説明いただきました。

傘下の会員団体の事務局の皆様で、説明のご希望がございましたら、全中建 事務局へご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。


8/23 広報委員会

8/23 広報委員会

令和元年8月23日(金)に全中建事務局にて広報委員会(委員長 河﨑 茂 様)を開催いたしました。

全中建だより9月号・11月号の企画検討、パンフレットの刷新について話し合われました。
9月号では、土志田会長インタビュー、全中建の動き(安全衛生委員会開催、子ども霞が関デーほか)など掲載内容について、具体的な話し合いが行われました。


浜田 真倫様に聞く

土志田建設株式会社
(一社)横浜建設業協会

『モノづくり 魅力はドキドキ感』

ーーお仕事の内容について教えて下さいーー
建築工事の現場監督をしています。SRC造、RC造、S造を中心に施工管理をしており、多くの建物を手掛けてきました。資格は1級建築施工管理技士、1級電気工事施工管理技士、監理技術者、コンクリート技士などです。

ーー建設業界に入られたきっかけは何ですかーー
きっかけは、建設業や製造業の技術者になるのが花形だと思われていた時代に育ち、建設業界に入りました。現場経験年数は28年です。

ーー建設業界の魅力とはーー
自分が携わった建物がいつまでも残ること。また、その建物に入れなくても、いつでも外から眺めることができること。また、同じ建築物は二度とないので、現場にはいつも新しいチャレンジをするドキドキ感(刺激感)がることです。

ーーいまだ男社会と言われる建設業界で女性としてのハンデや良かった事などがありますかーー
ハンデは①体力面では男性にかなわない ②制服や保護具が体格に合わない ③更衣室・トイレが無いまたは不便 ④一段低く見られ、技術力を信用されにくいーなどです。逆に女性で良かったことは①大切にされることが多い ②あまり厳しく怒られたりしないーことです。

ーー現場で働く女性の皆さん(女性技能者・技術者)に対する会社(現場)に反応や変わったことはありますかーー
 建設業就労者を減らそうとしていたころ、性別で雇用調整の対象となる時代を経験しました。一方、現在では女性活躍推進法などを背景に、更衣室やトイレなど仕事をする上でのハードのハンデはかなり克服されてきていると感じます。

ーー女性が働く上で、建設業界や現場に求める改善点などはありますかーー
 古い意識の男性を改革するのは至難ですが、男性の意識改革は急務で、継続の必要性を感じます。また、作業着や保護具は体形・体格の違いをカバーできるものの普及が遅れていると思います。

ーー現場で常に心がけていることはありますかーー
 服装が乱れないこと、相手の年齢を問わずに笑顔で接すること、終業まで崩れない化粧をすること、などを心がけています。

ーー現場あるあるーー
 建設業従事者のほとんどの男性たちは、食事の作法やトイレの使い方が粗雑です。

ーー結婚と仕事の両立について、しんどかったことや周りの理解のあり方について教えてください。ーー
 子供の夏休みなどの長期休暇や、学校行事に合わせられないことはしんどいです。仕事の分担量は大きいので、休暇を取得しても業務を肩代わりしてもらうことは不可能に近く、要領よくこなせるようになるまでは、家族の時間はあまり取得できなかったです。

ーー悔しい思いをしたこと、それでも辞めずに続けてこられたのはーー
 自分の失敗が原因でつらいことがあったときは、家族やペットの姿を見ると乗り越えられました。失敗の原因が自分でないときは、数年前に流行った言葉ですが『鈍感力』を身につけて割り切って対応することでこれまでやってきました。

ーー今の仕事に就いて1番嬉しかった言葉は何ですかーー
 医療福祉関係施設の工事ではよくあることでしたが、完工事に発注者から、ていねいにお礼を言われるときが嬉しかったです。多摩地区の透析診療所の完工事「いつも遅くまで残業をして、休日出勤を繰り返しながらも、こんなに丁寧に仕上げていただいて、本当に有難うございました。この、診療所はこれから大切に永く使います」と言われた言葉が一番、心に残っています。

ーー未来の自分についてーー
 モノづくりの技術者として内勤ではなく、いつまでも最前線で活躍したいです。また、つねに最新の技術動向をウォッチして技術をアップデートしていきたいと思います。

ーー建設業を目指している女性に向けてメッセージをーー
 ルーチンワークではなく、つねに新しい刺激があり、あっという間に時間が過ぎていく仕事です。また、考えているよりも、難しくない仕事です。 

ーー貴方の大切な時間を教えて下さいーー
 趣味の読書、旅行、ドライブのための時間は、人一倍頑張って取得します。電車通勤の時間では文庫を持って読書をしたり、マイカー通勤の際は運転そのものを楽しむようにして気分転換を図っております。また、帰宅後の長めの入浴時間や家族との食事、飼っている私にべた慣れしている中型インコとの時間は絶対に欠かさないようにしています。