令和2年11月30日(月) 赤羽国土交通大臣と全中建を含む4団体との意見交換が行われ、土志田会長・河﨑副会長にご出席頂きました。
土志田会長より、「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」として、公共事業における全国的な不調・不落の増加は、予定価格が実勢価格と乖離していることから、利益の上がらない仕事への受注が無いのはやむを得ない現状を報告。今後、防災・減災や老朽化対策にあたる全国の中小建設業の施工能力には問題が無い事から、令和2年度の補正予算の早期編成、令和3年度の公共事業予算の大幅な増額、「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策の延長並びに別枠での拡充」をお願いしました。
また、キャリアアップシステム(CCUS)について会員企業における現状報告をし、活用・普及を進めるためにも各都道府県、市町村へも義務化工事として拡大し最終積算変更時の仕組みに取り入れて頂くようお願いして参りました。

また、当日は新型コロナ感染症の拡大が収まらない事から、要望提出を同日に行うことができ「補正予算の早期編成と令和3年度 公共事業予算の大幅な増額」に関する要望として提出いたしました。

奈良建設株式会社
(一社)横浜建設業協会
『女性も活躍できる時代つくりたい』
ーーお仕事の内容について教えてくださいーー
現場管理です。現場の安全管理や測量、材料や施工の段取りを行います。
ーー建設業界に入られたきっかけは何ですかーー
父が建設業を営んでいて、幼い頃その姿を見ていて、私も一緒に働きたいと思ったのがきっかけでした。入社3年目から3年間産休・育休を取得し、今年の6月に仕事復帰をしました。日々、現場が進んでいくのが楽しいと思うので、現場勤務を希望しました。

ーー建設業界の魅力とはーー
ものづくりの達成感と、工事を完成させるため、さまざまな会社との繋がりがあって楽しいと思います。
ーー男社会と言われている建設業界で女性としてのハンデや逆に良かったことなどを教えてくださいーー
ハンデと思うことは、力仕事などは女性の運動能力的に男性に劣るところです。
良かったことは、力仕事などを手伝ってもらう際に、こちらからお願いすることもありますが、周りが察してすぐに手伝ってもらえたりするところです。
ーー現場で働く女性の皆さん(女性技能者・技術者)に対する会社や現場の反応はありましたかーー
会社は女性社員の採用に積極的で、女性が働きやすい環境づくりを提案してくれます。
現場では「女性だから」というマイナスの感じはなく、男性社員と同じ仕事をしますが「頑張ってるね!」と応援してもらえることが多いです。

ーー建設業界が変わってきていると感じる点はありますかーー
昨今は女性技術者が多くなってきたので、現場の環境整備も整ってきて「女性が働きやすい環境」の時代になってきたと思います。最近では、女性ならではの感性や性質を優れた点として有効に思ってもらえたり、女性技術者への理解が高まっていると思います。
ーー家庭と仕事の両立により、周りからのサポートなどがあったら教えてくださいーー
出産後は子育てをしながらの勤務になるので、現場での勤務は難しいかと思いましたが、保育園の送り迎えや子供の予防接種の予定に対応できるよう現場に対応して頂き、現場復帰することができました。
ーー未来の自分についてーー
子供達が大きくなる頃には、管理技術者になれるように、日々現場で勉強したいと思います。
ーー建設業を目指している女性に向けて一言ーー
女性も建設業で活躍できる時代を作りましょう!
ーー貴女の大切な時間を教えて下さいーー
仕事が終わって帰宅後のお酒と週末の家族との団欒です。幼児が二人いるので、家では子供達に癒されています。出産後はなかなか忙しくて最近はできませんが、趣味のフットサルに出かけたいです!
全中建だより11/10号が発行されました。
全中建だより(令和2年11月10日 481号)
主な内容
・令和2年度ブロック別意見交換会 東北ブロック 開催
・令和2年度ブロック別意見交換会 関東ブロック(東京地区)開催 他
経済調査会より、「積算資料ポケット版リフォーム編 2021」の書籍発売(10月10日発刊)のご連絡です。
2021年版の特集は、「健康・快適・安心を提供するリフォームとは?~温熱環境の改善、耐震・耐久性の向上~」。
その他、「新しい生活様式に対応するリフォーム ワンポイントアドバイス」などタイムリーな記事を掲載。
・設計・見積もり実例 *長期優良住宅 *耐震 *省エネをはじめとした 10 事例をリフォームの概要から見積書の詳細まで紹介
・事例に学ぶ見積書のチャックポイント・・・3けんの相談事例を掲載
・見積もりの算出例・・・83例掲載
また、書籍の詳しい情報は、下記 ホームページをご参照ください。
KSC・ジャパン(経済調査会出版物管理事務代行)
https://book.zai-keicho.or.jp/book_info.php?id=78
9月24日(木)土志田会長、小野副会長、河﨑副会長より『「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」の拡充・延長に関する要望』を、小此木八郎国土強靭化対策担当相等に提出を致しました。
(左から2番目 小此木八郎国土強靭化対策担当相 )

自然災害の頻発、激甚化が広域化していることから、インフラ機能確保する強靭化対策を引く続き5年間の延長と、2021年度以降の緊急対策に関連する事業予算・財源について必要な額を別枠で確保して頂くことを求めました。
会談後、土志田会長より「災害のおこりにくい国土づくりをお願いし、理解を頂いた。」と述べられました。
要望は国土交通省 自由民主党等へも提出して参りました。
自由民主党 二階俊博事務所

佐藤信秋参議院議員

足立としゆき参議院議員

石井啓一公明党幹事長代行

国土交通省 不動産・建設経済局長室にて

国土交通省 大臣官房 東川技術審議官
