全中建トピック

2017年12月21日

全国知事会・全国市長会・全国町村会・指定都市市長会へ要望を提出

平成29年12月18日(月)豊田会長・土志田副会長・朝日副会長・田邊副会長より、全国知事会・全国市長会・全国町村会・指定都市市長会へ『危機的状況にある中小建設業者の窮状打開に関する要望』を提出して参りました。
中小建設業界を巡る情勢は今も大変厳しい状況であるが、災害時では地域の安全・安心を守る重要な役割を果たす産業であり、今後も優良な中小建設業者が生き残れるよう、現状と改善を訴えて参りました。

【要望項目】
〇公共事業予算と地域雇用の大幅な確保 〇担い手3法・改正品確法の適正な実行 〇ダンピング排除 〇工事発注の平準化 〇設計労務単価の引上げ 〇最低制限価格及び低入札価格調査基準価格の引き上げ、上限拘束性の撤廃、予定価格の事前公表の廃止 〇小規模工事の歩掛り及び小規模パッケージ型積算方式の見直し 〇技術者資格取得要件の緩和 〇就労環境の改善 〇提出書類の簡素化 について

(全国知事会) 
前列左から 全国知事会 調査第二部 太田部長・豊田会長  後列左から土志田副会長・朝日副会長・田邊副会長 

(全国市長会)
左から 土志田副会長・全国市長会 経済部 髙橋部長・豊田会長・朝日副会長・田邊副会長

(指定都市市長会)
右から指定都市市長会 尾田次長・豊田会長・田邊副会長


前 会長 松井守夫氏 平成29年秋の叙勲受章

前 会長の松井守夫氏が平成29年秋の叙勲(旭日中綬章)を受章されました。

これは長きにわたり建設業に従事し関係団体の役員として建設業の向上発展に尽力した方に贈られるものです。
伝達式および皇居での拝謁式は11月8日(水)に行われました。


11/17 若手経営者部会

平成29年11月17日(金)ヴィアーレ大阪にて若手経営者部会が開催されました。大野部会長(大阪)のほか副部会長5名(うち4名が新担当)のもと、来賓を含めて60名程が出席をいたしました。

冒頭の挨拶で、豊田会長より「働き方改革・生産性向上に関して中小にとっては大きな課題となっており、協会の会員増強や財政再編に関しても議論をしていかなければならない。是非、若手の皆さんにも知恵をお借りしたい」と挨拶しました。

続いて大野部会長より「まだまだ厳しい環境で後継者や企業存続について苦労する中、若手経営者が切磋琢磨しあらゆることを語り合える部会としていきたい」と挨拶されました。

講師にお好み焼で有名な千房株式会社より代表取締役の中井正嗣様をお迎えし「無印人間でも社長になれた 裸一貫お好み焼で年商63億円」と題し90分間に渡りご講演を頂きました。
「継続は力なり。良いことはどんなことでも続けていくことが大事」「過去は無理でも自分と未来は変えることが出来る」「アルバイトも社員もお客様から見たら同じであること。故に教育は大切である」など創業から現在の発展に至るまでについてお話をされました。会場は中井様の話に引き込まれ、終わってからは大きな拍手が長く続きスタンディングオーベーションとなりました。

部会終了後の懇親会も多くの来賓の方がお見えになり盛大に開催され、無事終了することができました。


全中建 ブロック別意見交換会 山形

平成29年11月22日(水)ホテルメトロポリタン山形にて国土交通省等との意見交換会を開催いたしました。山形県建築協会の会員の皆様にご出席頂き、国交省(建設市場整備課)、東北地方整備局(企画部、建政部、営繕部)、山形県(県土整備部)の皆様にもご同席いただきました。

土志田副会長より、「9月25日に全中建の要望を提出しました。この要望は、地域の企業が優良企業として活躍し、地場産業を盛り上げていただくための要望でもありますので、地方自治体の皆様にもご周知いただいきたい。」と、挨拶をされました。

山形県建築協会の市村会長(全中建 理事)からは、「2020年に向けて、建設業界は変革していかなければならない。この建設業界をより良くするためにも、今回の意見交換会を有意義な時間としたい。」との挨拶をいただきました。

国交省 建設市場整備課 高田専門工事業・建設関連業振興室長より、前日の宮城県に続き「建設業の課題と今後の方向性について」ご講演を頂きました。

意見交換では、まず公共と民間との発注の考え方の差が大きいとのご意見をいただきました。
山形県建築協会からの「法定福利費の件でも、中建審で決定された標準約款において請負代金内訳書に法定福利費を内訳として明示することとなっているが、山形では建築士会の約款を使用しているため、大きな違いがある。また、働き方改革についても、民間企業にどのように浸透させていくのか教えていただきたい。」との意見について、「国交省では、働き方改革の会議を開催し、民間発注者の関係団体で『建設業の働き方改革に関する協議会』を設置し、8月の関係省庁連絡会議において、ガイドラインを作成した。今後も民間発注者の協力を得て、ガイドラインの浸透を進めていきたい。」との回答をただきました。
他にも事業継承のための自社株評価など多くの意見、質問などをだしていただき、中小建設業が抱える問題点等を聞いていただき、活発な意見交換会となりました。。

最後に朝日副会長より、意見交換会のお礼と、「中小の問題点を皆様から多く聞かせていただき、全中建の要望として今後も行政へ提出いく。」と挨拶し、意見交換会を終了いたしました。

ご協力いただきました、山形県建築協会の皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。


全中建 ブロック別意見交換会 みやぎ

平成29年11月21日(火)仙台国際ホテルにて国土交通省等との意見交換会を開催いたしました。みやぎ中小建設業協会の会員の皆様にご出席頂き、国交省(建設市場整備課)、東北地方整備局(企画部、建政部、営繕部)、宮城県(土木部)の皆様にもご同席いただきました。
土志田副会長より、「希望の持てる業界にしていくために、働き方改革、生産性向上に対する特別検討委員会を豊田会長号令のもと立ち上げ、会員企業の皆様と模索しながら担い手確保など諸問題に取り組んでいきたい。また、会員拡大にもみやぎの皆様のご協力をお願いしたい。」と、挨拶をされました。

みやぎ中小建設業協会の宮城会長からは、「設立7年4か月の協会ですが、意見交換のこの場での貴重な意見等を伺い、各々持ち帰ってどのように事業に役立てていくか考えていきたい。」との挨拶をいただきました。

国交省 建設市場整備課 高田専門工事業・建設関連業振興室長より「建設業の課題と今後の方向性について」ご講演を頂きました。

意見交換では、担い手を確保するための対策、建設業に興味がある生徒の教育、契約について等多岐にわたる質問をしていただきました。
契約関係においては、設計変更の際新規工種が追加になった場合でも、発注当初の落札率が適用されている問題、入札契約制度では、工事量が年々減少していく中で、90%以上で入札出来るような体制ができないか、また最低制限価格の引き上げ、地元業者の優先入札など、宮城県での現状を教えていただきました。

最後に朝日副会長より、意見交換会のお礼と、「現場の生の声の問題点等を行政側で深く考えていただきたい。」と挨拶をいただき、意見交換会を終了いたしました。

ご出席いただきましたみやぎ中小建設業協会の皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。