令和7年6月19日(木) 東京グランドホテルにて令和7年度定時総会が開催されました。
土志田会長ご挨拶(概要)
会員の皆様におかれましては、平素より中小建設業界の健全な発展のため、当協会の活動に対しまして特段のご理解とご協力を賜り、心から厚く御礼申し上げます。
全国各地で温暖化の影響により自然災害が各地で多発しております。全国には災害に対して脆弱な地域が多数あります。また今まで整備してきた社会インフラの老朽化により、地域住民の生活に支障をきたす大規模な事故も多発しております。
このため、災害対策と同様に社会インフラの老朽化対策も早急な対応が必要となっております。地域に暮らす人の命と暮らしを守り、安全・安心を確保するためにも、公共事業費の安定的・持続的な確保により防災・減災、国土強靱化対策を着実に進め、安心して住み続けられる地域づくりが重要となります。6月6日に国土強靱化実施中期計画が閣議決定され、事業規模も概ね20兆円強となり、本格的に国民の安心・安全のため事業が実施されることとなります。このためにも社会インフラの維持管理を担う地域の守り手である我々地場の中小建設業界の役割はますます重要となります。この社会的使命を果たし続けることが可能となる予算確保をはじめとする入札の環境整備を協会としても積極的に行ってまいります。
会員の皆様におかれましては、全中建の活動につきまして、今後ともなお一層のご支援・ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
来賓ご挨拶
来賓の皆様よりご祝辞をいただきました。
〇国土交通大臣 中野洋昌 様
会長表彰者への授与
建設業振興功労表彰 36名
(建設業振興功労表彰 代表 竹本勝美様(広島))
議事
第1号議案「令和6年度 決算(案)に関する件」
第2号議案「役員の選任(案)に関する件」
第3号議案「令和6年度 会員除名に(案)関する件」
報告
令和6年度 事業報告に関する件
令和7年度 事業計画に関する件
令和7年度 収支予算に関する件
臨時理事会終了後、河﨑新会長ををはじめ新副会長の紹介がありました。
【記念講演会】
「第三次・担い手3法を受けて中小建設業界はどう変わる? ~入札契約を中心に~」
一般社団法人社会基盤マネジメント研究所 代表理事 木下誠也 様
【懇親会】
国土交通省のご来賓の皆様のご紹介、河﨑会長から新体制での今後の活動方針についてのご挨拶がありました。
本年度も盛大に開催されました。
〇国土交通事務次官 吉岡幹夫 様
河﨑新会長ご挨拶(概要)
6名の副会長の皆様とともに、前土志田体制で実施してきたことを継承し、協会運営に尽力してまいります。会員の皆様のご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
昨年6月に第三次・担い手3法が成立し、インフラ整備の担い手・地域の守り手である建設業界がその役割を果たし続けられるよう、担い手の確保、生産性の向上、地域における対応力強化を目的としたものであり、中小建設業界においても、これに応えていく必要があります。
しかしながら、発注者である地方公共団体の法改正の趣旨の理解が進まないため、中小建設業界を取り巻く入札契約環境は厳しい状況にあり、少しでも環境改善ができるよう協会としての活動を行ってまいります。
また、今月の6日に、事業規模をおおむね20兆円強程度を目途とする「第1次国土強靱化実施中期計画」が閣議決定されました。
我々地域の中小建設業にとって、大きな励みとなるとともに、その役割はますます重要となり、事業継続するためにも、適正な利潤が見込める入札契約の環境改善が必要となります。
そのため、特に市町村に対して品確法の趣旨に則った適正な入札契約がなされるよう国から強く指導していただくようお願いいたします。
全中建としても、昨年に引き続き、全国ブロック別意見交換会を開催し、会員団体の抱えている課題を洗い出し、行政機関と認識の共有によって、入札契約制度の改善など行政施策への反映を強く求めてまいる所存です。
今後とも、会員企業の経営が持続可能となるよう適正な利潤の確保等経営の安定化に向けた活動を展開してまいります。
皆様、ありがとうございました。