溝口さんに聞く

岳大土木株式会社
(一社)町田市建設業協会

『子育てと現場支援業務を両立』

ーーお仕事の内容について教えてくださいーー
 工事支援係として、現場監督の書類作成のお手伝いをしています。具体的には、日常管理から竣工までの書類の作成、図面や数量内訳書、材料関係の内容を確認しデータの管理、などです。

ーー建設業界に入られたきっかけは何ですかーー
 以前の会社で初めて図面に触れ、この図面の寸法を元に建設されていくことに興味を持ち、造り手に分かりやすい施工図を作図したいと言う思いからCADを習得し、資格取得後この業界に入りました。

ーー建設業界の魅力とはーー
 ずっと地図に残る仕事です。公共工事の大きな建設物が竣工後も自分が携わった建設物として残っていくことです。

ーー建設業界で働くうえで女性としてのハンデなどはありましたかーー
 子育てをしながらなので、繁忙期などは時間に制限があることです。どの職場でもそうだと思いますが、時短勤務のため工事竣工まで短い時間で計画的に集中して仕事をこなすこと。仕事を仕上げたい焦りと、家に早く帰らなければならない焦りの両方があります。

 ーー建設業界で働く女性に対する会社や現場の反応はどうでしたかーー
 みなさん温かく迎えてくれました。来社されたお客様に、会社の雰囲気が柔らかくなったねと言っていただく事が多々あります。

ーー女性が働き続けるために建設業界(現場)に求める改善点などはありますかーー
 時短勤務で子育てと両立していますが、さまざまな教育訓練を受けることや、社内での周知をお願いするなどサポートして頂ける制度があれば女性でも働きやすい環境になると思います。 

ーー現場で常に心がけていることなどはありますかーー
 元気よく、明るくあいさつすること。同僚だけでなく、他の業者さんにも同じくあいさつすることです。

ーー仕事と家庭の両立で特に大変だったこと、周りからのサポートなどがあったら教えてくださいーー
 子供の予定に合わせて勤務日数や勤務時間を相談させてもらい、自分がいない日に他の方がサポートしてくれる環境をつくってくれています。

ーー今の仕事について一番うれしかった言葉はありますかーー
 限られた時間の中で、無事竣工検査を終え「お疲れさまでした」と言われた事が、安堵感と充実感がありとても嬉しかったです。

ーー未来の自分についてーー
 現場の状況を把握して、現場監督の力強いサポートをしていきたいです。 

ーー建設業を目指している女性に向けて一言ーー
 世間が思っている建設業界の悪いイメージは、実際働いてみるとありません。私の中での建設業界は、汚い、怖いなどのイメージがありましたが、会社の環境はとても清潔で過ごしやすいです。作業着を着て、ものづくりをしている職員を尊敬していますし、皆さん人柄も温かい方ばかりです。とてもやりがいのある仕事だと思います。 

ーー貴女の大切な時間を教えて下さいーー
 帰宅後に出迎えてくれる犬に疲れをとってもらうこと。

ーー地元自慢ーー
 会社のある町田には、四季彩の杜 西園があり、ペットも入れる公園におしゃれなカフェが併設されていて人気の場所になっています。